お彼岸にすること
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があります。
夏は猛暑が続きうんざりする日々が、また冬は厳しい極寒が続き、それぞれお彼岸を迎えるとやっと気候が落ち着くと思うとホッとした気持ちになります。
お彼岸は一年に2回ありますが、お彼岸ってそもそもいつで、起源や、何をすればいいのか?
という情報をまとめてみました。
1.お彼岸っていつなの?
お彼岸は1年に春と秋の2回あります。
春分の日と秋分の日がお彼岸の中日で、その前後3日の合わせて7日間がお彼岸です。
お彼岸の初日が彼岸の入りと言い、最終日を彼岸の明けと言います。
祝日法が改正されてからは毎年決まった日では無くなりましたので政府から翌年の祝日の発表があるまで日程はわからなくなりました。
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2.ところでお彼岸とは?どういう起源
お彼岸の語源はサンスクリットの「波羅密多」(はらみった)から来ているとされています。
「此岸」(しがん)にいる者が「六波羅蜜」(ろくはらみつ)の修行をすることで、「彼岸」の境地に到達出来るというものです。
ってなんのことだか?ですね。
これはつまり、煩悩の世界にいる者、つまりこの世の私達がお彼岸の7日間に修行して悟りの世界つまり極楽浄土に到達するという事です。
「此岸」(しがん)は東の方角、「彼岸」は西の方角にあるとされています。
太陽は知っての通り東から昇り西に沈み、お彼岸の中日は昼と夜の時間が同じなんですね。
この時期に仏様を供養することで極楽浄土に行けると信じられているのですね。
神秘的だと思いませんか?
しかし、仏教の行事と思いがちですが日本以外の仏教の国にはお彼岸の習慣はないそうです。
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3.お彼岸にする事
お彼岸にすることといえば、お墓参りです。
お墓にお花、お線香、ろうそくを供えてあげて、綺麗に掃除をしてください。
また、仏壇がお家にある方は仏具、仏壇の掃除もしてあげて下さい。
お彼岸は7日間あるわけですが、お彼岸の期間中いつお参りに行くのが正しいなどと言うきまりはありません。
しかし、中日だとやはり祝日に当たることもあって混みますので中日を避けて行くのもいいでしょう。
4.「おはぎ」と「ぼたもち」どう違う?
「おはぎ」も「ぼたもち」も炊いたもち米を軽くついて、アンコで包んだお馴染みの和菓子です。
実は両方とも違いが無く同じ物なんです。
春のお彼岸の頃に咲くのは「牡丹の花」そして秋のお彼岸の頃に咲くのは「萩の花」
「ぼたん」なので、「ぼた餅」、「はぎ」なので、「おはぎ」だったのです。
季節の花を食へ結びつけ、それをご先祖様を思う風習に結び付けるのはいかにも日本らしいですね。
どうぞ次にやってくるお彼岸はお墓へお参りして綺麗にしてあげて下さいませ。