火星大接近
7月に入ったあたりから夜空を見上げるととっても明るい星が見えています。
うっすら赤く光る星の正体は火星です。
何やら地球と火星が大接近するとニュースなどで話題になっていました。
どういう事なのか解説して行きますね。
どうぞお付き合い下さい。
目次
1.いつ接近するの?
火星が今年2018年7月31日に15年ぶりの地球と大接近します。
今月に入る頃からすでにとても明るく目立っているので気がついている人も多いでしょうね。
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2.火星大接近って?
大接近ってどう言う事でしょうか。
いま宇宙で何が起きているんでしょう?
2.1火星と地球の公転軌道
火星も地球も太陽系の惑星なので太陽の周りを一定の周期でグルグル周っているのは皆さんご存知と思います。
太陽の周りをぐるっと一周するのを公転、コマのように自分がグルグル回るのを自転と言いますが、地球の一周する通り道である公転軌道はほぼ円に近いと言われています。
これに対して火星の公転軌道は楕円形になってます。
2.2 火星と地球の公転周期
火星が太陽の周りを一周する公転周期は687日、自転周期は地球とほぼ同じで24時間40分なんです。
地球の公転周期はもちろんおなじみですね、およそ365日と4分の1です。
2.3近づいたり離れたりのワケ
先に述べた理由のため地球と火星は公転しながら近づいたり離れたりを繰り返しています。
火星と地球の接近は2年2ヶ月毎(780日)のタイミングで起こっています。
これが2年ぴったりだと毎回公転軌道の同じところで接近するんですが2年2ヶ月の周期のため、近い場所だったり遠い場所だったりするんですね。
2.4どのくらい近づくの?
今回の最接近した時の地球と火星のそれぞれの惑星の中止からの距離は5759万キロメートルだそうです。
2.5近づいた時どのように見えるの?
明るさはマイナス2.8等星の明るさで1月頃と比べ、約40倍の明るさになり、大きさも約5倍程になるそうです。
といっても月の77分の1くらいの大きさなので肉眼だと一際目立つ明るい星といった感じですね。
2.6 どの辺りを見ればいいの?
大接近の7月31日は東京で18:51に昇り始め、翌朝4:18に沈みます。
21時頃の位置は南東の空の低い位置に見えます。
この時月は出ていないので、天気さえ良ければよく目立つと思います。
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3.しっかり見たい
今回の大接近は肉眼でもかなり明るく見えるようですがやっぱりもっとハッキリ見たいですよね、今こそ天体望遠鏡の出番です。
倍率が100倍以上あれば火星の模様が見えるようですよ。
4.次回の接近はいつ?
次回の大接近は17年後。2035年の9月です。
今回よりも接近するようですよ。
楽しみですね。
とりあえず今回一番近づく2018年7月31日のお天気がいいことを祈りましょう。