朝顔のブームの陰に意外な立役者

夏の風物詩の一つ朝顔。

小学生の頃、朝顔の観察や押し花をした思い出は誰もが懐かしく感じることでしょう。

東京の下町入谷では朝顔市が毎年行われています。(今年はコロナの影響で中止)

 

そんな夏の花としてポピュラーな朝顔ですが、私たちが良く目にする朝顔の他に「変化咲き」の朝顔がホームセンターや園芸店などで売られています。

「朝顔」と言えば種類が豊富にあるなんてあまり意識しませんでしたが実はこの変化咲きについては歴史があるんですね。

朝顔が日本に入ってきたのは奈良時代と言われています。

最初にブームになったのは江戸時代で、突然変異で珍しい花を咲かせるのに気付いた江戸の庶民が熱狂したようで競って園芸に熱を上げるようになりいろんな変化咲きの朝顔が誕生しました。

そのブームの一翼を担ったのが当時仕事に恵まれずお金に困っていた下級武士である浪人達だったそうです。

持て余す時間を朝顔の品種改良に費やし突然変異の朝顔を多く作ったそうなんですね。

なんとも平和な感じがして微笑ましい限りです。

猛暑がまだまだ続きますが、気温が上がる前の早い朝に涼しげな花を楽しませてくれる朝顔を育ててみてはいかがでしょうか。