【なるほど雑学】ナスの伝来と名前の由来
夏の野菜の代表のひとつに茄子がありますね、みずみずしい茄子は焼いても揚げても炒めても美味しいですよね。
お盆には割り箸を刺してご先祖様のお見送りにも用いられるなど私たちの生活に密着した野菜です。
さて、ナスはいつごろから日本に入ってきて、その名前の由来はどういうものでしょうか?
ちょっとだけこの記事でナスについて学んでみて下さいね。
1.茄子(ナス)の伝来
1)ナスの原産地
諸説ありますが、ナスはもともとインド東部の地域が原産と言われています。
夏の暑い時期に強いのはインドのような地域で生まれたからなんですね。
その後中国やヨーロッパに伝わって広く栽培されるようになったと言われています。
2)日本に伝わった時期とルート
インドで生まれたナスは中国に渡り、その後日本に伝わったのは8世紀の奈良時代の頃に中国から伝わったと言われています。
まぁ、大体その頃は文明等色んなものは中国を経由して伝わってきているので納得ですね。
当時伝わった頃は高貴な人たちのみで食されていたようですが徐々に庶民に広まり栽培されてきたようです。
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2.紫色の秘密
紫色のきれいな色は熱い地域の太陽光がしっかり当たった表面がピカピカな色になるそうです。
明け方ヘタの光が当たっていない部分は白い色になっていて、夕方に向けて徐々に成長するに従って白い部分が太陽に当たるようになりきれいな紫色に変化していきます。
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3.ナスの名前の由来
1)名前の由来は?
ナスの名前の由来はいくつかありますが有力と言われているものを紹介しますね。
酸っぱかった!?
伝わった当時のナスの果実は酸っぱかったそうです。このため「中がすっぱい実」→「なかすっぱいみ」→「なすみ」→「なすび」となったと言われています。
おもしろいですね。
早く実がなる!
ナスは栽培すると分かりますが、受粉して結実して収穫できるまでがあっという間です。
これにより、「早く身を成す」ところから「成す」となり「ナス」になった説もあります。
2)ナスは英語で何という?
ではナスは英語で何というでしょうか?
答えは「eggplant」(エッグプラント)です。
直訳すれば「卵の植物」ですね。
初めて見た英語圏の人が丸っこい見た目から名付けたと思われます。
4.おわりに
伝来や名前の由来をお届けしましたが、ご自宅で栽培することが出来る方は是非プランターでも育ちますので挑戦してみてください。
収穫して短時間で頂くとスーパーなどで入手したナスとは比べ物にならないおいしさを味わえます。
ナスが苦手なお子さんも収穫を手伝って採れたてを食べればきっとナス好きに変われるはず間違いなしですよ。