節分はなぜ豆をまくの?由来や2月3日だけではなかった!
1月の中頃になるとスーパーなどで節分用の豆を見かけるようになります。
鬼のお面が付いてるものもあってなんだか楽しそうです。
しかし、節分ってなんでしょう??
豆まく理由ってどうして?節分の名前って意味がありそうですよ。
1.節分とは
まず、今の節分の事をおさらいしましょう。
日本人なら子供の頃から豆まきやってますよね。
3歳から5歳の頃には既に幼稚園での年中行事にあった気がします。
大体の家庭で2月3日の夜に豆を「鬼は外、福は内!」の掛け声とともにまいたと思います。
親が鬼の役をやってたりしたのではないでしょうか。
とまぁ、節分イコール2月の豆まきイベントというだけの印象ですね。
せっかくなのでもうちょっと知りたくないですか?
では、しばしお付き合い下さいね。
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2.節分は季節の変わり目
節分はもともと季節の変わり目を表してして、一年のうち立春、立夏、立秋、立冬の前の日がそれぞれ節分とされています。
なぜ2月3日の節分だけ豆まきしたり、恵方巻き食べたり特別に扱われるのでしょうか?
それは、昔の日本では春夏秋冬で季節が一巡するため、冬から春に変わる立春が一年の始まりとされていました。
このため立春わの前日の節分は大晦日にあたるため特別なのです。
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3.豆まきはなぜするのでしょう?
節分は季節の変わり目である事は分かっていただけだと思います。
しかし、季節の変わり目に豆をまくのはどうしてなんでしょう?
福を呼び込み、不幸を寄せ付けないようにするためでしょ?
はい、そうですね。でもなぜこれを節分にやらなければいけないのでしょう?
ほとんどの人は理由を知らずに何となくまいているという不思議な風習ですね。
世のお父さん達はこの日、理由も知らず鬼のお面をつけて、イタズラな笑みを浮かべた子供達から豆をぶつけられ逃げ惑うのです。
さて、答えです。
まず、なぜ立春の前日の節分なのでしょうか。
これは、邪気が入り込むのは季節の変わり目とされていて、特に一年の変わり目の2月の節分は最も邪気が入りやすいとされているからなのです。
豆まきの由来は中国から伝わった「追儺」(ついな)という鬼を追い払う儀式が起源だそうです。
鬼は病気や災いを招く邪気の象徴で追儺では鬼に対して豆を打ちおいはらっていたのですね。
豆は大豆を使いますが、大豆は穀物の中で一番霊力が高く、鬼に対して効果があると信じられていたのです。
また、大豆は炒ったものを使いますが、これにも理由があって、撒いた豆から芽がでるとせっかく封じ込めた邪気が解き放たれると考えられていたため、炒って発芽しないようにしたんですね。
4.恵方巻き登場
2000年頃いきなり恵方巻きという風習が日本中に広まりました。
発祥などはいろんな説があって定かではないようです。
小売業界が仕掛けたという説が濃厚ですが、バレンタインデー同様に定着して行くんでしょうね。
最近では洋菓子系もちらほら便乗してきているようです。
恵方巻きの「恵方」とはその年の年神様(歳徳神:としとくじん)がいる方向をさしていて、その方角に向かって何かをやる事で運気が上がるらしいです。
なので恵方巻も恵方を向いて食べるんですね。
更に食べるときは無言で黙々と食べるというルールもあります。
ただし、恵方巻は具材がはっきり見えないのでアレルギーを持っている人は具材をハッキリと確認する必要がありますのでお忘れなく。
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5.有名な豆まきイベント
毎年節分では有名人を招いて大々的に豆まきイベントを行う場所があります。
2019年の2月3日は日曜日でお天気も崩れないようです。
家族でお出掛けしてみるのもいいですね。
・浅草寺(2月3日豆まきは16:00から)
ニュースでもお馴染みの浅草寺の豆まきは浅草にゆかりのある芸能人が多く参加します。
・池上本門寺(2月3日豆まきは15:00から)
こちらも毎年ニュースで報じられるので有名ですね。
力道山のお墓があるためプロレス関係の有名人が参加しています。
・増上寺
東京タワーの側にある増上寺も豆まきは有名です。
豆以外にいろんなものが撒かれますよ、参加するならお怪我の無いようホドホドに。
他にも各地で節分の催しが行われますのでお近くの神社やお寺など調べて見て下さい。
6.実は節分は2月3日じゃなかった!?
節分はいつですか?と聞けば100人中99人は2月3日と答えますよね。
いやいや、実は変動するんですね。
2月3日で固定だと思っている人はもうすぐその常識が崩れてしまいます。
2月3日が節分なのは1985年から2020年の間そうだったから思い込んでしまっているんです。
1985年より前は閏年の時は2月4日だったんですね。
2021年から2057年までは年を4で割って余りが1の年は今の所2月2日が節分になる予定だそうです。
つまり、うるう年の次の年ということです。以下の年が該当します。
2021年
2025年
2029年
2033年
2037年
2041年
2045年
2049年
上記は2月2日が節分なんです。間違えそうですね。
いかがでしたでしょうか、節分って背景を知ると奥が深いですね。
季節と密接な関係を重んじるのはやはりいいですね。
大豆はイソフラボンが豊富に含まれて体にもいいですので食べ過ぎない程度に食べて下さい。
あ、歳の数でしたっけね。
そんなに食べられないかも。(汗)
それでは。